大ヒット時代劇『赤い袖先』『恋慕』『雲が描いた月明り』をはじめ、恋愛ドラマ『二十五、二十一』など数多くのドラマや映画の撮影地である、韓国南西部の全羅北道(チョルラプッド)。
また、全羅北道は、韓国有数の美食エリアとしても有名だ。前編に続き、韓国有数の美食エリアである全州(チョンジュ)を中心とした全羅北道の食の魅力をお伝えしよう。(記事全2回のうち後編)
■スンデ/腸詰(全州)
スンデ(腸詰)は全国区の食べ物だが、全羅北道では新鮮な豚の血(ピ)を一緒に詰めて蒸し煮したり、茹でたりしたピスンデがよく食べられている。
レバー風の独特な香りがあるので、一般的なスンデが好きな人ならチャレンジしてみてほしい。ソジュとの相性は抜群だ。いきなりスンデが無理なら、スンデ入りのスープ、スンデクッから始めるとよいだろう。
■コチュジャンクイ/豚肉のコチュジャン焼き(淳昌郡)
全北の南端にある淳昌(スンチャン)郡では、昔ながらの方法で味噌や醤油が作られていることで有名。国内生産のコチュジャンの4割ほどを淳昌が占めている。街の食堂でも伝統味噌や醤油で味付けした肉料理やトッポッキを食べることができる。