私の事務所の代表(日本人男性)の釜山ソウル・大阪10日間の旅レポート。シリーズ連載2回目は大阪港を発った国際定期フェリーがいよいよ釜山港に到着する。

 彼にとっては3年2カ月ぶりの韓国訪問。釜山に限ると3年8カ月ぶりの訪問である。

前日の午後3時に大阪南港を出て、翌朝釜山港に接近中のパンスタードリーム号(午前9時撮影)。向こうに釜山の街がうっすら見えてきている

■大阪からフェリーで1泊して釜山に上陸、3年2カ月ぶりの韓国

 仁川済州木浦~済州、済州~釜山、釜山~下関、台湾の基隆~馬祖など、船中一泊の旅は何度か経験しているが、そのなかでも大阪~釜山は最長航路だ。その前に高速バスで東京から大阪まで移動しているので、ちょっとした日本列島横断である。時間がかかる分、目的地に接近するときの喜びはひとしおだ。

 釜山港国際旅客ターミナルの左手に鮮やかなブルーのツインタワーが見える。以前はなかった建物だ。その左手におなじみの釜山駅舎と東横INN釜山駅1の建物を発見してホッとする。

朝9時40分。釜山港国際旅客ターミナルの左手の風景。中央に釜山駅。その左に東横INN釜山駅1が見える
釜山港国際旅客ターミナルで入国手続きを済ませ、3階テラスから関釜フェリー(左)とパンスタードリーム号を振り返る

 飛行機だと釜山の空港に着いてから中心部まで行くのに1時間くらいかかるが、船は景色を楽しみながら陸地に少しずつ接近し、しかも港が中心部にあるのですぐ街歩きに移れるのが魅力である。

 パンスタードリーム号は定刻の午前10時に釜山港国際旅客ターミナルに着いた。K-ETAだ、Q-CODEだと旅立つ前はネットでの登録に煩わされたが、ターミナルでの入国手続きは拍子抜けするほどあっさり済んだ。

 循環バスは運休しているので歩いて釜山駅に向かう。釜山駅はムン・チェウンユ・ヨンソク主演映画『その日の雰囲気』にも登場していた。脇の東横INNに荷物を預けて早速街歩きを開始する。

左手が釜山駅舎、そのすぐ右手が東横INN釜山駅1